プリチャッツ・ロード 3番地

イギリスの大学院に留学し、無事卒業。帰国後の日常を綴っています。

心の不協和音と我慢の先にあるもの

今日は歯医者に行くついでに、仕事を早く切り上げた。毎日残業ばかりで、仕事終わりに何かをする余裕なんて 1 micro second もないので、正直ざまぁみろ!感がある。
 
ところで、今日書く内容は完璧じゃない。まだ明確な答えがあるわけでもない。
でも、思考の整理がしたくて、また考えてることを書き留めておくためにも、書いておきたい。
 
 

明らかにおかしい、と感じる日々。

最近、仕事に対してずっと不満を持っている。不満というと、一時的な怒りのように聞こえるけれど、正確には「不一致」「不協和」「ズレ」といった言葉の方が正しい。かれこれ、半年以上は感じている。
 
まずは仕事の内容。オペレーション業務に従事しているため、仕事内容は、覚えてしまえば単純作業。工夫やアイディアが求められることは無く、正確に、早く、たくさん捌けるかどうかだけがものさしになる。個人プレーで、チームで何かをする、一つの目標に向かってやる、ということが全くない。
 
こういう仕事は、自分には全く合ってない。
もともとCreater気質というか、ゼロ→イチを生み出す方が好きだし、ビジネスアイディアや、創意工夫をすることの方が「得意」だし「好き」である。今の会社・部署も、本当はそれをするために入社した。入社する時点でも、この点は合意していた。けれども、まずは業務を覚えるところからだよね、ということで、オペレーション業務に入れられた。
 
まずはオペレーション業務を知るーーこの考え方は正しいと思う。何も知らないのに、創意工夫や業務改善はできない。
けれど、オペレーション業務(チーム)に入れられたことで、処理件数だけが求められるようになった。
ただでさえ残業続きだし、1分1秒を刻んで処理することが求められているので、創意工夫を考える時間は一切ない。そういう時間が取れるとしたら、21時くらいに業務が終わってからか、昼休みを犠牲にして数十分。万が一、そうやって時間をとっても(実際やっていたこともあるが)アイディアを出したとしても結局一人ぼっちなのである。(Fuck sake!)
 
オペレーション業務の仕組みを知るために、今のポジションにいるのに、処理件数だけ求められて、あとは業務外としてやれ、というのはやはり甚だおかしい。
 
 

何のために我慢してるのか

この状況に、僕はずっと我慢している。
合わないってわかっていても、簡単に辞めることがよくないことは、これまでの人生で学んできた。だからこそ、若干の意地で続けてる部分はある。
 
でも、今の状況を考えると、何のために我慢してるのかがわからなくなってきた。何のために、辞めずに、我慢して続けてるのかがわからなくなってきた。だって、仕組みを知るためにやってるんだとしたら、もうだいぶ知ったでしょう?いや、ぶっちゃけ、突き詰めたらまだまだ知らないことはたくさんある。けれど、日々のオペレーション業務をやっていて、それら「知らないこと」を学ぶ時間は全然取れてないじゃん!毎日単純作業の繰り返し。1分1秒を切り詰めて、早く正確に。歯車の一つとなって動くだけ。そこに創意工夫や、アイディア、ディスカッションや、議論は全くない。
ーーこんなことを続けていても、自分のやりたいことはできない。
 

「辞めない」はいつも正しいわけじゃない

「すぐに辞めないのが大事」という言葉が、正解になるのは、Challengeして失敗したときだと思う。
上手くいかないからといって辞める、ミスしたから辞める... これらがよくないのであって。目的も意義も見失ったまま、ただ続けているのだとしたら、それは「時間の無駄」でしかないよね。(こういう時、いつかは役に立つとか、経験として無駄にはならない、とか、都合のいい言葉が聞こえてきそうだけど、僕の人生・時間は無限じゃないんだ。無限だったらそれでいいけど、今はそういう言葉は耳にしたくないし、自分で自分に与えたくもない)
 
簡単に投げ出さないのは大事。それはそれで良いこと。
でも、その我慢の先に何があるのかは、しっかり見えてなきゃいけない。
今の自分であれば、オペレーション業務を知って、"業務改善"をメインの業務に据えることなのかな。もっとクリエイティブなポジションに就くことが、この我慢の先の光かもしれない。
 
最初に書いたみたいに、これが答えじゃない。これからしばらくは、色々考えていこうと思う。