プリチャッツ・ロード 3番地

イギリスの大学院に留学し、無事卒業。帰国後の日常を綴っています。

もしクローゼットの中身がUNIQLOだけだったら

今日、6/19にオープンしたばかりの UNIQLO TOKYO @マロニエゲート銀座に行ってきた。やっぱりUNIQLOの服は安くて質が良くてデザインも良くて。サイズ合うのが少なかったりするけど、でもやっぱりあの安さであのクオリティはすごいよなぁ。

クローゼットの中身がUNIQLOだけだったらどうなるんだろう。1年間UNIQLOしか買わないって決めたらどうなるのかーーそんなUNIQLO Challenge をやってみたいと以前から思っているのだけれど、今回はそれについて考えてみた。

ここでは、ざっと5つのメリット、4つのデメリットを挙げてみる。

 

5つのメリット

1.  お金

UNIQLO Challengeがうまくいって、しかもそれが定着したら、服に使うお金はすごく少なくて済むんじゃないかと思う。少なくとも、1コーディネート当たりのコストは安い。

 

2.  たくさん買える

いろんな種類の服を買っても、単価が安いから金額が小さく収まる。言いかえれば、1シーズンの服の出費も少なくて済むのだ。

 

3.  謙虚なイメージ

「基本UNIQLOしか着てないんで」というスタンスだと、周りから睨まれたりするようなことにはまずならないんじゃないかと思う。謙虚で、堅実な感じがして良いよね。

 

4.  オシャレ

普通にオシャレで、最新のファッションを楽しめる。今のUNIQLOはすごくオシャレ。最新のトレンドをたくさん取り入れてるし、一方で定番の服もある。だからファッションが楽しめない、という恐れはないかな。(自分のしたいファッションかどうかは、その時々に寄るかもしれないけど)

 

5.  迷わなくていい

UNIQLOの服しか着ない、と決めているのであれば、もう服を買うとき迷わなくて良い。UNIQLOに行って、そこにあるもので選ぶ。無ければ、無い(もしくは諦める)。ということになる。時間の節約という意味ではとても大きいだろうな。

 

 

4つのデメリット

1.  お金がかかるリスク

一方で、何年も着れないクオリティのものもあって、すぐに買い替えが必要になったりすればそこのコストはかかる。愛着も「UNIQLOだから」ということで薄くなってしまえば、簡単に処分してしまうかもしれない。となれば、クローゼットの代謝は上がって、長期でみるとコストがかさむかもしれない。安物買いの銭失い、となるかどうか。

 

2.  サイズが合わない

これが今すでに分かっているデメリットであり、大きな問題。シャツ、パンツという一番基本的な服のサイズが、実は僕には合ってないのだ。これが厄介なんだよな...ここが合っていれば、とっくの昔にUNIQLO一筋だったかもしれない、と言っても過言じゃない。サイズの合わない服を着れば、オシャレでなくなるどころか、見た目が野暮ったくなったり、だらしなくなる。それは僕自身の評価も下げてしまうし、着心地=服の快適性も大きく損なう。洋服には、裸の上に纏うもの、という機能だけではなく、自分の印象をよくしてくれたり、自分の人間性(パーソナリティー)を外に表現してくれたり、あるいは気分を高めてくれたりポジティブにしてくれたりするなど、たくさんの機能・効果がある。「着れればいい」という訳じゃないからこそ、サイズが合っているかどうかはすごく重要なんだ。

 

3.  「UNIQLOしか着ない」というレッテル

これはあんまり無いような気がするけど、UNIQLOしか着ないことでネガティブな評価をされることも無くもない。例えば、ある程度上質な服、スーツを着るべき場面で、UNIQLOしか着てなかったらやっぱりその場の服装としては不適なわけで。そうなれば評価も下がるし、よろしくない。これを避けるためには、やっぱり良い服はある程度持っておかないといけなくて、クローゼットがUNIQLOだけっていうのは難しくなる。

 

4.  服を選ぶ楽しみを失う

買うブランドを絞ると、色々服を選ぶ楽しみは無くなる。これは必然だし、時間を節約できることと表裏一体。まぁ、UNIQLOはかなり服の種類があるし、シーズンごとに新商品が出るので大丈夫かもしれないけれど、それでも今までの自分からすれば、服を選ぶ機会が激減するのは間違いない。

 

 

まとめ

色々と書きなぐってみたけれど、メリットあるよなぁ〜と感じていた反面、デメリットも結構大きいことが分かった。とくに、デメリットの  2. サイズ問題 と 3. 結局良い服も必要 というところは、自分じゃどうにもならない問題で、クリアしにくい。UNIQLOだけ、という服の選び方はメリットも大きいんだけど、デメリットも多い。

 

折衷案というか、解決策としては、例えば私服はUNIQLOだけにして、ある程度サイズは妥協する、というのがあるかもしれない。逆に仕事着は、きちんとサイズも合っていて質感も高いもの=ある程度値の張るものを選ぶ。このことで自分の評価を下げたりせず、また迷惑もかけなかったり、気持ちも上げられるようにする。そうする必要の無い場面で着る服は、全てUNIQLO。多少サイズが合ってなくてもご愛嬌。これくらいが丁度いいのかなぁ。(もしこうやって2種類に分けるなら、仕事着は仕事着で1ブランドに絞りたいかも。サイズが合ってて、そこそこ買いやすい値段で、というもので。)

 

いやー、服は奥が深い。

今度はこの折衷案について、もう少し考えてみたいかな。